ウンスの執筆活動中ウンスの作戦

今日は帰宅が遅いとヨンから連絡が入っていた。

風呂から出たウンスは、タオルで頭を拭きながらソファーに座りスマホを手にした。

ヨンが仕事中だから、彼女も仕事中かなと思いながらもLINEをしてみる。

LINEを送った相手のmaiaさんは丁度タクシーで帰宅中だった。

もう直ぐヨンの誕生日なの。

誕生日プレゼントを買いに行こうと思うのだけど。警護の人にバレないように買いたい。

どう思う?

え!?警護を巻いて買い物に?

だって、警護の人と一緒だと何を買ったとかも筒抜けでしょ?

止めた方がよいかと。

やるのであれば、私は聞かなかった事にして下さい。それと、決行の日は休暇を取って海外に出るので前もって教えて下さい。

な何で?

あなたが居なくなったと分かれば、

かなりの大事になる。

恐らく、私にも取り調べが入り、通話履歴、LINE履歴全部押収される。

家宅捜査も入るかもしれない。

う嘘でしょ?冗談よね?

あの方は全ての手を尽くしてあなたを探します。

ウンスは恐怖で固まってしまった。

本当にそんな事になるの?

まさか。

考えを振り払い、パソコンに向かい始める。

腕を怪我してから一週間が経ち、腕の傷も治りはじめている。

もう直ぐ抜糸をするとチャン医師は言っていた。

カタカタとノートパソコンのキーボードを叩きながらコメントの返信をしていく。

最近、お話しがすらすら出て来ないのよね。

お休みの時期なのかな。

ストックのお話しで更新は繋いではいるけど、どんどん減っていくし、不安だわ。

はぁ、と溜息をつきながら、真っ白な記事編集の画面を眺めていた。

何も思い浮かばないので、ぱたりとパソコンを閉じた。

リビングのベランダに出て夜風を感じる。

高層マンションの最上階の前には遮る物などなく夜景が広がる。

ウンスはまたプレゼントの件を考えていた。

この部屋から出るのがまず無理よね。

ゴミ捨てに行くと思わせて逃げてみる?

タクシーを一階に呼んでおいて、それに乗り込んだらイケそうじゃない?

いや無理な気がする。

タクシーを止めた時点で不審者扱いで、マンションの前に止めさせてくれないかも。

ウンス部屋に入り窓を開けたままで、ソファに寝転がった。

あ!

チャン先生だったらいい方法を知っているかも!!

あー、連絡先を知らない。

チャン先生の病院なら知っている!

電話を掛けたら出てくれるのかな?

こんな遅くに病院にいる筈ないか。

当直かなー。

電話してみようかな

どうしよう。

うん。

でもチャン先生に電話なんてした事ないからなぁ。

ん。

チャン先生に、プレゼントは何がいいかも相談してみようかな。

どうしよう。

窓から流れてくる心地よい風を感じながら、ウンスはいつの間にか眠っていた。

程なくして、啄む様なキスがウンスを眠りから呼び戻す。

ぁチャン先生

は?

眠そうに目を開けたウンスにヨンはキスを止めて、髪を撫でた。

夢でも見ていたのか?

まさかチャンとキスをしていた訳ではないだろうな。

こんな所で寝るな。

身体が冷えてしまっている。

目を開けると、スーツ姿のヨンが目の前にいて、ジャケットを脱ぎつつウンスにキスを繰り返していた。

ん。あぁ、いつの間にか寝てた。

寝室まで抱いて行くか?

ウンスは首を横に振った。

ヨン、ご飯は?

食べた。

そう。じゃあ、お風呂から出るの待ってる。

そう言ったウンスが抱きかかえ浴室に連れていかれる。

他の男の名を呼んだ罰だ。

風呂に付き合え。

今日は、朝の数時間ポチッのボタンの調子が悪かった()

なので、いつもよりポイントが少ないので、怒りを込めつつ執筆活動を更新。

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